Japanese
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特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅰ. 隆起を呈する病変
2. 上皮性・腫瘍性隆起病変
B. 扁平隆起
胃腺腫 腸型(扁平隆起)
Gastric adenoma:intestinal-type
池谷 敬
1
Takashi IKEYA
1
1聖路加国際病院消化器内科
キーワード:
胃腺腫
,
扁平隆起
,
腸型
Keyword:
胃腺腫
,
扁平隆起
,
腸型
pp.82-83
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000363
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疾患の概要
本邦の胃癌取扱い規約では,管状腺腫は腸型管状腺腫と胃型管状腺腫の2種類に分類される。一般に「胃腺腫」と呼ばれるものは,腸型管状腺腫を指す。腸型管状腺腫は,Helicobacter pylori(H.pylori)感染に伴う慢性萎縮性胃炎を背景に発生する境界明瞭な良性上皮性腫瘍で,腸管上皮に類似した腫瘍細胞が管状に増殖する。内視鏡所見において前庭部や胃体部の萎縮領域を背景に,20mm未満の褪色調の平坦な隆起性病変として見られるが,陥凹型や発赤調も稀にある。
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