症例
9年にわたる亜鉛含有製剤服用中に銅欠乏性造血障害を呈した高齢透析患者の1例
栗原 功
1
,
石川 綾子
,
小原 克也
1国家公務員共済組合連合会東北公済病院 内科
キーワード:
亜鉛
,
血液透析
,
腎不全-慢性
,
銅
,
汎血球減少症
,
貧血-大球性
,
Mecobalamin
,
Polaprezinc
,
Darbepoetin Alfa
,
長期投与
Keyword:
Zinc
,
Renal Dialysis
,
Darbepoetin alfa
,
Kidney Failure, Chronic
,
Copper
,
Pancytopenia
,
Anemia, Macrocytic
,
Mecobalamin
,
Polaprezinc
pp.1099-1102
発行日 2021年6月25日
Published Date 2021/6/25
DOI https://doi.org/10.24479/J00714.2021331089
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
92歳女。亜鉛含有消化性潰瘍治療薬(ポラプレジンク)を9年前から服用し、3年前に測定した血清亜鉛は正常範囲内であったが、その後、亜鉛過剰による銅欠乏性造血障害を呈し、その背景として栄養障害が強く関与していることが示唆された。ポラプレジンクを中止することで造血障害は改善した。
Copyright© 2021 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.