特集 成人移行支援の二面性
成長に合わせた自立・自律支援 専門領域の自立支援 発達障害におけるトランジション
原田 剛志
1
1パークサイドこころの発達クリニック
キーワード:
意思決定
,
患者教育
,
発達障害
,
病名告知
,
小児医療から成人医療への移行
Keyword:
Developmental Disabilities
,
Patient Education as Topic
,
Decision Making
,
Transition to Adult Care
pp.1261-1264
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021323142
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
<Key Points>(1)患者にとって今必要なケアが受けられるようトランジションを行わなければならない。(2)そのために、小児科、児童精神科、一般精神科での治療ターゲットの違いを理解することが肝要である。(3)後々トランジション上の問題とならないように問題の先送りをしないことや思春期以前の告知が必要である。(4)18歳以降は治療の意思決定は保護者から本人へ移行するが、本人の病識や判断力が十分であるとは限らないため、医療側がその障害や疾患について正しい知識をもち、本人の意思決定について支援や配慮を行わなければならない。
Copyright© 2021 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.