特集 成人移行支援の二面性
成長に合わせた自立・自律支援 専門領域の自立支援 気管支喘息 思春期・青年期と移行期医療
山田 諭
1
,
荒川 浩一
1群馬大学医学部附属病院 小児科
キーワード:
喘息
,
診療ガイドライン
,
個人の自律性
,
自立支援
,
小児医療から成人医療への移行
Keyword:
Asthma
,
Practice Guidelines as Topic
,
Personal Autonomy
,
Transition to Adult Care
pp.1242-1246
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021323138
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<Key Points>(1)喘息は思春期・青年期に症状が目立ちにくくなるが、その時期の寛解率は3~4割であり再燃に注意する。(2)思春期・青年期以降は社会環境の変化も大きく、増加する治療の選択肢を考慮しながらこれまでの治療を一度見直すことが重要である。(3)成人診療科への移行、ないし転科については、患者が疾患に能動的に関与し、自己決定できるような自立が不可欠であり、年齢のみで診療科を変更することは好ましくない。
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