特集 不定愁訴-漠然とした訴えにどう応えるか
不定愁訴の鑑別診断 器質的疾患を見逃さないために 手の震え、しびれ
太田 さやか
1
1東京都立小児総合医療センター 在宅診療科
キーワード:
チック
,
ジストニア
,
ミオクローヌス
,
しびれ
,
振戦
,
鑑別診断
,
自律神経失調症
,
ジストニア18型
Keyword:
Diagnosis, Differential
,
Tremor
,
Myoclonus
,
Dystonia
,
Tics
,
Dystonia 18
pp.822-826
発行日 2021年5月1日
Published Date 2021/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021231306
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<Key Points>(1)振戦などの不随意運動のなかには、専門医でなければ診断が難しいまれな疾患がある。(2)しびれは主体的な訴えであり、評価が難しい。症状の分布から病巣診断を行うが、多くは随伴症状と合わせて診断に結びつく。(3)手のふるえ、しびれに関して精神的な要素が明らかでなければ、早めに専門医を受診することが望ましい。
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