症例
特徴的な画像検査所見を呈した三心房心の2例
親谷 佳佑
1
,
名和 智裕
,
澤田 まどか
,
高室 基樹
1北海道立子ども総合医療・療育センター 小児循環器内科
キーワード:
Ceftriaxone
,
Furosemide
,
Spironolactone
,
胸部X線診断
,
三房心
,
心エコー図
,
肺炎
,
肺高血圧症
,
肺水腫
,
無気肺
,
胸部CT
Keyword:
Pulmonary Atelectasis
,
Hypertension, Pulmonary
,
Furosemide
,
Cor Triatriatum
,
Ceftriaxone
,
Pneumonia
,
Echocardiography
,
Radiography, Thoracic
,
Spironolactone
,
Pulmonary Edema
pp.705-709
発行日 2021年4月1日
Published Date 2021/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021216448
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症例1(4歳女児)。前医にて繰り返す肺炎のフォロー中、心雑音を契機に三心房心と診断され、当院へ転院となった。症例2(2歳女児)。健診にて心雑音を指摘され、前医にて三心房心と診断され、当院へ紹介となった。両症例とも胸部単純X線、胸部CTでは上肺野の肺うっ血、下肺野の肺水腫や無気肺を認め、経胸壁心臓超音波検査にてLucas-Schmidt分類IAの三心房心と診断された。いずれも手術を行うことで、術後は肺うっ血の改善に伴い無気肺や浸潤影も改善した。
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