特集 新しい健診-乳幼児期から思春期まで
健診で注意すべき他科疾患 健診時に注意すべき歯科疾患
内川 喜盛
1
1日本歯科大学附属病院小児歯科
キーワード:
う蝕
,
歯牙疾患
,
歯牙萠出
,
口腔診断
,
乳幼児健康診査
,
口腔機能発達不全症
Keyword:
Dental Caries
,
Tooth Eruption
,
Tooth Diseases
,
Diagnosis, Oral
pp.405-408
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021178240
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<Key Points>(1)歯の発育・萠出異常は、遺伝的、全身的疾患との関連性が強い。(2)う蝕はミュータンスレンサ球菌の感染症であり、乳歯萠出期に定着するため、その阻止が最初のう蝕予防となる。(3)乳幼児期の歯みがきは、保護者による仕上げ磨きが基本であり、その確認と指導が重要である。(4)小児期の口腔機能は常に発達・獲得の過程にあり、機能の発達が遅れていたり、誤った機能の獲得があれば、その修正回復を早い段階で行うことが重要となる。
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