特集 川崎病の今
川崎病診断の今 不全型の診断 コンサルトのタイミング・ポイントを含めて
鈴木 啓之
1
,
末永 智宏
,
垣本 信幸
,
鈴木 崇之
,
土橋 智弥
,
武内 崇
1和歌山県立医科大学 小児科
キーワード:
BCGワクチン
,
胆嚢疾患
,
皮膚症状
,
川崎病
,
予防接種
,
紹介と相談
,
肝機能障害
Keyword:
BCG Vaccine
,
Mucocutaneous Lymph Node Syndrome
,
Gallbladder Diseases
,
Vaccination
,
Referral and Consultation
,
Skin Manifestations
,
Hepatic Insufficiency
pp.53-57
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021135323
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<Key Points>(1)川崎病不全型の診断において、病初期の冠動脈Zスコア評価を複数回行い、≧2.0の冠動脈枝がある場合は強く川崎病を疑う所見である。(2)参考条項に記載されている肝胆道系所見は大切な指標であり、川崎病を疑う場合は血液検査(AST、ALTの上昇)と胆嚢腫大の有無を検討する。(3)乳児期には眼球結膜充血・BCG接種部位の発赤は、大切な所見である。
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