日常診療で診る感染症 この疾患を見落とすな
内科で診るか?専門医からのアドバイス 急性咽頭・扁桃炎
高原 幹
1
1旭川医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科
キーワード:
咽頭炎
,
ウイルス性疾患
,
抗細菌剤
,
細菌感染症
,
鑑別診断
,
扁桃炎
,
扁桃摘出術
,
重症度指標
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Bacterial Infections
,
Diagnosis, Differential
,
Pharyngitis
,
Severity of Illness Index
,
Virus Diseases
,
Tonsillectomy
,
Tonsillitis
pp.857-860
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011021868
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●急性咽頭・扁桃炎において、近年、症状と所見から客観的に重症度を判定し、それに基づいて治療法を選択する診療が試みられている。●治療方針として、まずウイルス性か細菌性かを鑑別し、症状と所見をスコアリング後、軽症例は対症療法や局所療法を、中等症はamoxicillinを中心とした。重症例ではlevofloxacinを中心とした抗菌薬投与を行う。●本方針に従い治療を行った症例の検討により、そのエビデンスが集積しつつある。本稿ではその治療方針と検討結果について解説する。
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