特集 抗菌薬の「なぜ?」に答える
抗菌薬と飲み合わせの悪い(相互作用のある)薬剤を知ろう
村木 優一
1
1京都薬科大学 医療薬科学系臨床薬剤疫学分野
キーワード:
Cephalosporins
,
Penicillins
,
Quinolones
,
抗細菌剤
,
薬物相互作用
,
薬力学
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Drug Interactions
,
Quinolones
,
Cephalosporins
,
Penicillins
pp.1376-1379
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021021143
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<Key Points>(1)感染症治療では相互作用のなかでも、抗菌薬の薬効が減弱する組み合わせは避けなければならない。(2)相互作用が起こる要因は薬物動態学的相互作用と薬力学的相互作用の2種類に大別される。(3)感染症治療においてCYPによる薬物相互作用で注意が必要な薬剤はアゾール系抗真菌薬、マクロライド系薬、リファンピシンあるいは抗HIV薬などである。(4)抗菌薬のなかで腎障害などの副作用が起こる場合、同様の副作用が起こる薬剤との併用時には注意が必要である。
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