特集 小児神経学-現在から未来へ
各論 最新の治療 神経筋疾患に対する遺伝子治療の開発状況
小坂 仁
1
1自治医科大学 小児科学講座
キーワード:
ヌクレオソーム
,
エンドソーム
,
ディペンドウイルス
,
ベクター(遺伝子)
,
遺伝学的治療
,
神経筋疾患
,
ウイルスゲノム
,
筋ジストロフィー-Duchenne型
,
筋障害-先天性構造性
,
Glucose Transporter Type 1
Keyword:
Neuromuscular Diseases
,
Nucleosomes
,
Genetic Vectors
,
Genetic Therapy
,
Dependovirus
,
Genome, Viral
,
Endosomes
,
Myopathies, Structural, Congenital
,
Muscular Dystrophy, Duchenne
,
Glucose Transporter Type 1
pp.423-427
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020188014
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<Key Points>(1)AAVベクターは、宿主に組み込まれず、癌化のおそれがなく、非分裂細胞からなる神経・筋疾患の遺伝子治療に適している。(2)小児期神経・筋疾患は機能喪失により発症する場合が多く、gene replacementによる治療が可能であり、多くの適応疾患がある。(3)1回の治療により、長期間効果が期待できる。
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