特集 小児科クリニックの醍醐味と課題
総論 外来小児科学 クリニック診療を学問として教え、そして学ぶ
田原 卓浩
1
1たはらクリニック
キーワード:
小児科学
,
プライマリヘルスケア
,
医学大学教育
,
医師臨床研修
,
診療所
,
病院小児科
,
臨床・臨地実習
,
外来診療
Keyword:
Internship and Residency
,
Pediatrics
,
Education, Medical, Undergraduate
,
Primary Health Care
,
Ambulatory Care
pp.181-189
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020183682
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<Key Points>(1)「外来小児科学」が小児医学の一端を担う分野となっていることは、全国82医学部の半数以上でクリニック実習などを目的として医学生が地域に出て勉強することを組み入れたカリキュラムが機能していることからも理解できる。(2)小児プライマリ・ケアの臨床現場だけでなく子どもと家族を窓口にして地域社会を見る経験は、まさに「百聞は一見に如かず」の言葉どおりである。医師としての進路に関係なく将来「親」になることを前提として「子どもの診かた」を学習できることは卒前教育の重要なポイントの一つである。(3)「教えることは二度学ぶ」ことの経験はすべての医師を生涯輝き続けさせてくれる。
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