特集 母子感染症の必修知識-エキスパートに学び予防につなげる
各病原体の母子管理 最新の疫学情報を含めて HIV 母体管理 分娩管理を含めて
山田 里佳
1
,
谷口 晴記
,
白野 倫徳
,
喜多 恒和
,
厚生労働科学研究費補助金エイズ対策政策研究事業「HIV感染者の妊娠・出産・予後に関する疫学的・コホート的調査研究と情報の普及啓発法の開発ならびに診療体制の整備と均てん化に関する研究」班
1愛知県厚生農業協同組合連合会海南病院 産婦人科
キーワード:
HIV感染症
,
妊娠管理
,
神経管閉鎖不全
,
哺乳びん栄養補給
,
前期破水
,
帝王切開術
,
妊娠合併症-感染性
,
自然分娩
,
感染症垂直伝播
,
Dolutegravir
,
妊婦健康診査
Keyword:
Bottle Feeding
,
Neural Tube Defects
,
Natural Childbirth
,
Fetal Membranes, Premature Rupture
,
Pregnancy Complications, Infectious
,
HIV Infections
,
Cesarean Section
,
Infectious Disease Transmission, Vertical
,
Prenatal Care
,
Dolutegravir
pp.96-100
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020120996
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<Key Points>(1)HIV母子感染予防対策はまず、妊娠早期のHIVスクリーニング検査による感染の診断から始まる。(2)できるだけ妊娠早期より抗HIV療法を行い、血中HIV RNA量を検出感度未満に下げることが、母子感染予防では重要である。(3)母体管理には、産科医、感染症科医、小児科医、助産師、薬剤師、検査科、HIVコーディネーターなど、多職種の協力体制が必要である。
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