特集 バイオサイコソーシャルモデルで行う小児科診療-小児に根差す生物・心理・社会的医療とは
社会・環境面の評価 子ども虐待の予防
東海林 宏道
1
1順天堂大学 医学部小児科
キーワード:
医師の役割
,
危険因子
,
児童虐待
,
小児科医
Keyword:
Pediatricians
,
Child Abuse
,
Physician's Role
,
Risk Factors
pp.1787-1789
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020084124
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<Key Points>(1)小児科医は子どもやその保護者と定期的に接する機会を有し、子ども虐待防止における重要な役割を担う。(2)子どもの正常な発達過程が両親にとってストレスとなり、虐待のリスクになりうることを知り、適切なタイミングで情報提供する必要がある。(3)児の特性だけでなく、両親および生活環境におけるさまざまな因子が子どもを虐待の危険にさらすことを認識し、AAPでは定期訪問などを通じて虐待を防止している。
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