特集 バイオサイコソーシャルモデルで行う小児科診療-小児に根差す生物・心理・社会的医療とは
社会・環境面の評価 貧困 子どもの貧困へのかかわり方を含めて
佐藤 洋一
1
1生協こども診療所
キーワード:
育児
,
紹介と相談
,
地域社会ネットワーク
,
貧困
,
地域資源
Keyword:
Community Networks
,
Child Rearing
,
Referral and Consultation
,
Poverty
,
Community Resources
pp.1782-1786
発行日 2019年11月1日
Published Date 2019/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020084123
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<Key Points>(1)子ども期の貧困は健康被害へのリスク因子である。小児科医は、「気づく」、「支える」、「つなぐ」、「つくる」を通じて、子どもの貧困問題に取り組むことができる。(2)カナダ家庭医協会や米国小児科学会での取り組みを参考にし、わが国で活用しやすい貧困の発見や介入するためのツールを作成する必要がある。(3)子どもの貧困へのかかわりは、従来から行われていた子育て支援のなかに、「貧困」という視点を入れることで可能である。
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