特集 小児科クリニックの醍醐味と課題
クリニックから地域社会へ クリニックでできるアドボカシー活動 子育て支援 貧困対策、障害者支援
蜂谷 明子
1
1蜂谷医院 小児科
キーワード:
育児
,
医師の役割
,
貧困
,
障害者福祉
,
診療所
,
小児科医
Keyword:
Child Rearing
,
Pediatricians
,
Poverty
,
Physician's Role
pp.257-262
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020183698
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<Key Points>(1)貧困を理解・支援する場合、貧困率だけに目をとられず、貧困の内容に注目することが重要である。(2)貧困家庭での育ちにより、あらゆる発達に影響を及ぼすことを念頭におき、われわれ小児科医はできるかぎり貧困の緩和を目指して支援していきたい。(3)クリニックで待っているだけでは会えない貧困家庭の児にはこちらから学校へ赴き、連携しながらていねいな支援をしたい。(4)常日ごろから、あらゆるサポート資源のネットワークとつながって貧困家庭と障害児のいる家庭への支援を効果的にしたい。(5)貧困家庭の児、障害児ともに自己肯定感の獲得を目指して、社会的資源を有効に使用しながら支援していきたい。
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