発行日 2016年3月1日
Published Date 2016/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00349.2016152995
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78歳男。脳梗塞のため長期臥床中であった。妻が口腔ケア中に歯がなくなっていることに気づいて前医を受診した。胸部単純X線にて左中肺野・肺門部に歯冠を認め、軟性気管支鏡下に摘出を試みられるも摘出困難であったため、当院へ転院となった。気管支鏡所見にて歯冠は気管支壁に嵌頓しており、摘出困難であったため、肺門前方アプローチで摘出した。術後は痰の量が多く2回ほど気管支鏡による吸痰を要したが、術後7日目に前医へ転院となった。
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