特集 小児科医に必要な免疫の知識
疾患における免疫系の関与 マクロファージ活性化症候群と血球貪食症候群
閑野 将行
1
1埼玉県立小児医療センター 新生児科
キーワード:
血球貪食性リンパ組織球症
,
マクロファージ活性化症候群
Keyword:
Macrophage Activation Syndrome
,
Lymphohistiocytosis, Hemophagocytic
pp.1200-1204
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019336751
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<Key Points>(1)抗菌薬が無効で持続する発熱をみた場合、HLHを鑑別する必要がある。(2)HLHの診断には、組織でのマクロファージによる血球貪食像は必須ではない。(3)二次性HLHを疑う場合、誘因となっている原疾患の検索も併せて行う。(4)HLHの病勢は急激に変化するため、早期から小児リウマチ専門医と連携することが重要である。
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