特集 Down症候群の医療管理
成人期 成人期のDown症候群の課題 内科医の立場から
竹内 千仙
1
,
川目 裕
1東京都福祉保健局東京都立北療育医療センター 神経内科
キーワード:
Down症候群
,
うつ病
,
生活期
,
認知症
,
雇用
,
保健行動
,
障害者福祉
,
小児医療から成人医療への移行
Keyword:
Health Behavior
,
Dementia
,
Employment
,
Down Syndrome
,
Depressive Disorder
,
Transition to Adult Care
pp.871-874
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019251683
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<Key Points>(1)DSのある人たちの余命は延びており、現在では60歳をこえている。(2)DSのある人たちのライフステージは、18歳までが小児期、19~40歳を成人期、40歳以降を老年期と定義することが提唱されている。(3)DSのある成人にはさまざまな合併症があり、成人期診療ガイドラインの制定が急務である。(4)DSのある人たちは、合併する知的障害や表出言語の障害のために、うつ病や認知症の診断が困難であることが多い。(5)高齢期を迎えたDSのある人たちへの、適切な支援の検討と新たな法整備が望まれる。
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