特集 Down症候群の医療管理
医療管理 眼科領域の合併症とフォローアップ
富田 香
1
1平和眼科
キーワード:
Down症候群
,
眼振
,
眼鏡
,
眼疾患
,
屈折異常
,
眼屈折
,
斜視
,
小児の発達
,
視力
,
睫毛内反
Keyword:
Child Development
,
Eyeglasses
,
Visual Acuity
,
Nystagmus, Pathologic
,
Eye Diseases
,
Down Syndrome
,
Strabismus
,
Refraction, Ocular
,
Refractive Errors
pp.833-837
発行日 2019年6月1日
Published Date 2019/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019251674
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<Key Points>(1)Down症児では白内障、屈折異常、斜視、眼振などさまざまな眼合併症がみられる。(2)屈折異常や斜視に関して、視覚感受性期内での治療が望まれるため、乳幼児の早期から定期的な眼科受診が必要である。(3)高頻度に屈折異常を合併し、眼鏡を必要とする例が90%をこえる。(4)視力発達は健常児に比べゆっくりであるが、5歳で0.3前後、14歳で0.8前後に達することが多く、13歳ごろまで視力発達がみられる。(5)斜視は約3人に1人、眼振は約4人に1人の合併がみられる。
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