特集 小児の気道感染症-症状からどこまで原因を探れるか?
典型的な症例を見よう ヒトメタニューモウイルス(hMPV)肺炎の典型例
田島 剛
1
1博慈会記念総合病院
キーワード:
Methylprednisolone
,
肺炎-ウイルス性
,
パラミクソウイルス科感染症
,
メタニューモウイルス
Keyword:
Methylprednisolone
,
Paramyxoviridae Infections
,
Pneumonia, Viral
,
Metapneumovirus
pp.192-194
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019142784
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<Key Points>(1)発熱、咳嗽、鼻汁がほぼ同時に出現する。(2)初期の咳嗽は軽度であるが徐々に悪化し、夜間睡眠障害、咳込み嘔吐も認める。(3)咳・喘鳴のピークは5~7日目が多い。(4)RSウイルス(RSV)感染症よりも若干鼻汁は少ない。(5)RSV感染症より若干年長児に多い。(6)発熱は弛張熱を示すことが多く、発熱のピークは高く、発熱期間も5~7日と長い傾向がある。(7)周囲の疫学情報は重要である。(8)ウイルス性中耳炎の起炎ウイルスとなる。(9)治療は対症療法である。
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