特集 小児の気道感染症-症状からどこまで原因を探れるか?
典型的な症例を見よう RSウイルス中耳炎
上出 洋介
1
1かみで耳鼻咽喉科クリニック
キーワード:
鼓膜
,
中耳炎
,
RSウイルス感染症
Keyword:
Tympanic Membrane
,
Respiratory Syncytial Virus Infections
,
Otitis Media
pp.189-191
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019142783
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<Key Points>(1)2歳以下の上気道感染に注意する。(2)RSV流行時ばかりでなく夏場にもみられる。(3)急激な発症だが中耳炎に気づかず小児科に受診することが多い。(4)正確に鼓膜所見をとることが重要である。(5)水疱形成や出血斑は有力な手がかりとなるがRSVに特徴的なものではない。(6)鼻咽腔ぬぐい液によるRSV迅速検査判定を推奨する。(7)その結果、抗菌薬の適正非投与、適正投与が可能となる。
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