特集 周産期相談310 お母さんへの回答マニュアル 第3版
産科編 妊娠初期 三つ子といわれましたが?
村越 毅
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1聖隷浜松病院産婦人科・総合周産期母子医療センター
キーワード:
妊娠管理
,
ハイリスク妊娠
,
三胎妊娠
,
一絨毛膜性双胎
Keyword:
Pregnancy, High-Risk
,
Prenatal Care
,
Pregnancy, Triplet
pp.66-68
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00621.2020088251
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<回答のポイント>1)品胎妊娠の早産率は極めて高く90%以上である。2)品胎妊娠では早産以外にも、妊娠高血圧症候群、HELLP症候群、前期破水、胎児発育不全、胎児発育不均衡などさまざまなリスクが増加する。3)膜性診断により周産期予後が異なり、かつ、膜性診断が複雑となるため妊娠初期(10週前後)に正確な膜性診断が必要である。4)二絨毛膜三羊膜品胎や一絨毛膜三羊膜品胎など一絨毛膜双胎を含んだ品胎では、胎児間輸血症候群の発症があるため、より慎重な管理が必要である。5)胎児推定体重が800~1,000g前後となった場合(第2三半期後半)には、すでに単胎正期産の子宮の大きさを超えているため、胎児発育や早産のみならず母体の合併症にも注意が必要である
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