特集 血液疾患の検査診断の進歩
序 ~主な血液疾患の検査診断~
渡辺清明
1
Kiyoaki Watanabe
1
1東京臨床検査医学センター 理事長
pp.307-313
発行日 2019年2月28日
Published Date 2019/2/28
DOI https://doi.org/10.20837/5201903307
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血液疾患は赤血球系,白血球系,血小板・凝固因子系のいずれの疾患においても,診断には血液検査が不可欠である。一方で,血液疾患の検査診断法は日進月歩であり,血液専門医もその現状を十分に理解しておく必要がある。したがって,本特集では代表的な血液疾患の検査診断と検査方法について,それらの最近の進歩について取り上げた。なお,ここではイントロダクションとして貧血の診断,急性骨髄性白血病の診断法と新WHO分類,血小板機能異常症および凝固異常症のスクリーニング検査診断などについて,特に各論に記載されていない部分について総論的に述べた。