発行日 2016年6月30日
Published Date 2016/6/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201607029
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わが国における遺伝学的検査は,欧米において4,600以上の項目が対象となっているのに対し,国内においては,保険収載となっている疾患が72疾患(項目)であるなど,欧米と比較し遅れをとっている現状がある。しかしながら,次世代シーケンサなどの新技術の活用,NPO法人・学術団体等の活動,国の施策等により,状況は変わりつつある。わが国の今後の遺伝学的検査の充実に向け,解決しなければならない課題が明らかになってきており,その対策や体制整備が急務となっている。