特集 最近のゲノム解析技術の理解のために
序 ~新しいゲノム解析技術がもたらす新しいインパクト~
牛島俊和
1
Toshikazu Ushijima
1
1国立がん研究センター研究所 エピゲノム解析分野 分野長
pp.1095-1097
発行日 2015年7月30日
Published Date 2015/7/30
DOI https://doi.org/10.20837/5201508017
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新しい解析技術は新しい知見をもたらす。最近のゲノム解析技術は,TET2およびIDH1遺伝子の突然変異の発見をはじめ,血液腫瘍においても大きな成果をあげてきた。DNA脱メチル化剤が骨髄異形成症候群の新たな治療となったこともあり,エピゲノム解析の重要性も高まっている。本特集では,技術論に中心を置き,ゲノム・エピゲノム・RNAを対象としたゲノム解析技術,臨床での活用が期待されるターゲットシークエンシング技術,発現アレイデータの処理,データベースの活用について,各分野の第一人者が解説する。