特集 血球のトラフィッキング ~分子基盤から病態まで~
7.In vivo imaging技術の最近の進歩 ~トラフィッキングの可視化~
今村健志
1
,
疋田温彦
2
,
大嶋佑介
3
Takeshi Imamura
1
,
Atsuhiko Hikita
2
,
Yusuke Oshima
3
1愛媛大学 大学院医学系研究科 分子病態医学分野/愛媛大学 プロテオサイエンスセンター/科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 教授/愛媛大学 医学部附属病院 先端医療創生センター 教授
2愛媛大学 大学院医学系研究科 分子病態医学分野/愛媛大学 プロテオサイエンスセンター/科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 准教授
3愛媛大学 大学院医学系研究科 分子病態医学分野/愛媛大学 プロテオサイエンスセンター/科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 助教/愛媛大学 医学部附属病院 先端医療創生センター 助教
pp.1431-1436
発行日 2013年9月30日
Published Date 2013/9/30
DOI https://doi.org/10.20837/52013101431
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
血球のトラフィッキングの研究において,生体内で細胞の動態や機能を解析することが可能なin vivo imagingは必須の技術である。中でも蛍光タンパク質を駆使したin vivo fluorescent imagingは,経時的,リアルタイムに細胞動態を観察することが可能で,その細胞トラフィッキング解析への応用は急速に進んでいる。ただし,生体が高散乱体であるため,観察対象が生体深部に存在する時には,非線形光学を駆使した多光子励起顕微鏡など検出機器の技術革新が必要になり,それらの技術の今後の発展が期待される。