特集 アレルギー疾患とバイオマーカー
3.アレルゲン免疫療法のバイオマーカー
米倉修二
1
,
伊原史英
2
,
櫻井大樹
1
Syuji Yonekura
1
,
Fumie Ihara
2
,
Daiju Sakurai
1
1千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学講師
2千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学特任助教
pp.106-115
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201901106
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舌下免疫療法が保険診療として開始され,10万人以上のアレルギー性鼻炎患者が受療している。実臨床の現場において,日記やQOL(quality of life)を参考に効果判定を行うことはもちろん重要である。しかし,プラセボ効果が高い治療であることを考慮すると,客観的に治療効果を判定できるバイオマーカーの確立が望まれる。また,治療前あるいは治療を開始してから早い段階で効果の予測を行うことができるバイオマーカーが確立されれば患者負担を減らすことができる。