特集 アレルギー疾患とバイオマーカー
3.好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)のバイオマーカー
濱田祐斗
1
,
谷口正実
2
Yuto Hamada
1
,
Masami Taniguchi
2
1国立病院機構相模原病院臨床研究センター
2国立病院機構相模原病院臨床研究センター センター長
pp.42-48
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201901042
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(Eosinophilic granulomatosis with polyangiitis:EGPA)は疾患の希少性ゆえに十分な研究は進んでおらず,いまだ正確な病態解明はなされていない。日常臨床で測定しうるバイオマーカーのうち,EGPAの診断や疾患活動性のモニタリングに関連した特異的なバイオマーカーについて様々な議論がなされている。本稿ではこれまでの知見をふまえ,EGPAの診断,疾患活動性のモニタリングや再発予測と関連のあるバイオマーカーについて紹介する。