特集 気管支喘息・COPD診療に強くなる
気管支喘息・COPDの類縁疾患─どう鑑別し,対応するか
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症
中下 珠緒
1
,
吉田 晃
1
,
本島 新司
1
1亀田総合病院リウマチ・膠原病・アレルギー内科
pp.90-93
発行日 2018年1月10日
Published Date 2018/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225294
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Point
◎好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)の90%は,重症喘息と好酸球性副鼻腔炎から発症する.
◎EGPAの診断には,ACR分類基準と厚生労働省の診断基準を用いる.
◎EGPAの最も強い予後不良因子(FFS)は心障害である.
◎治療はステロイド薬の全身投与で,重症例ではシクロホスファミドなどの免疫抑制剤を使用する.
◎EGPAの神経障害には免疫グロブリン製剤を使用する.
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