総説
これからの特異的IgE抗体検査を考える -高感度・ワイドレンジ測定の意義-
宮本昭正
1
Terumasa Miyamoto
1
1東京大学名誉教授
pp.824-835
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201405074
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血清アレルゲン特異的IgE抗体検査法は,今やアレルギー疾患の診断,治療方針の決定や経過観察などに不可欠な検査法となっている。従来よりイムノCAPが汎用され,広く普及しているが,近年登場したアラスタット3g Allergyは液相アレルゲンにより特異的IgE抗体の拾いこぼしを少なくしたことで症状との相関性が高く,筆者もその臨床的有用性を確認している。また,特異的IgE抗体価を高感度にかつワイドレンジに測定出来ることの意義は大きい。