特集 職業性アレルギー疾患診療ガイドライン発刊について
I.気管支喘息 2.治療・管理・予防
山口正雄
1
Masao Yamaguchi
1
1帝京大学医学部内科学講座呼吸器・アレルギー学教授
pp.768-773
発行日 2014年4月15日
Published Date 2014/4/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201405018
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職業性喘息への対応方針としては,通常の喘息治療薬の使用に加えて,感作性物質については完全な回避,刺激性物質については曝露の低減が原則となる。わが国ではコンニャク喘息,ホヤ喘息に対し作業環境管理で新規発症を消滅させた実績があり,作業環境,作業方法,職場および個人レベルの防護にまで配慮することが実効性および現実味のある管理・予防に重要と考えられる。