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特集 “One Health時代”の耐性菌対策・研究
序 -薬剤耐性問題を“One Health”の視点で考える-
Perspective of “One Health” in the standpoint of AMR issues
舘田一博
1
Tateda Kazuhiro
1
1東邦大学医学部微生物・感染症学講座/東邦大学医療センター大森病院感染管理部 教授
キーワード:
薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン
,
One Health
,
耐性菌対策・研究
Keyword:
薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン
,
One Health
,
耐性菌対策・研究
pp.26-27
発行日 2017年4月25日
Published Date 2017/4/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201705026
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- Abstract 文献概要
2016年4月に発表された“薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン”は,世界規模で進行する耐性菌問題に関してわが国が進むべき方向性を明確に示した行動目標であり,医療の分野だけでなく,地球規模でのAMR対策の推進が掲げられている。いわゆる“One Health”ポリシーに基づく耐性菌対策計画であり,国際協力の重要性についても記載されている。耐性菌を日本だけの問題として考えるのではなく,地球全体の脅威として捉え,One Healthポリシーのもとに進められる耐性菌対策の現状と問題点,新しい研究の方向性について概説する。