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特集 感染症研究国際ネットワーク研究の現状
1.感染症研究国際ネットワーク推進プログラム(J-GRID)の10年
Ten years of Japan Initiative for Global Research Network on Infectious Diseases
神田忠仁
1
,
加藤茂孝
2
Kanda Tadahito
1
,
Katow Shigetaka
2
1理化学研究所 新興・再興感染症研究ネットワーク推進センター チームリーダー
2理化学研究所 新興・再興感染症研究ネットワーク推進センター
キーワード:
熱帯感染症
,
感染症研究国際ネットワーク推進プログラム
Keyword:
熱帯感染症
,
感染症研究国際ネットワーク推進プログラム
pp.26-34
発行日 2014年5月25日
Published Date 2014/5/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201406026
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感染症研究に力を注ぐ大学を支援し,研究の底上げと感染症専門家の育成を目指す「新興・再興感染症研究拠点形成プログラム」は,文部科学省の委託事業として2005年4月に発足した。この事業の特色は,感染症流行国の大学や研究所と連携して,日本人研究者が常駐し,相手国研究者と共同で感染症を研究する海外研究拠点の設置を支援することであった。第一期(2005~2009年度)にアジア・アフリカ8カ国に12の海外研究拠点が形成され,2010年4月からの第二期(2010~2014年度)「感染症研究国際ネットワーク推進プログラム:Japan Initiative for Global Research Network on Infectious Diseases〔J-GRID〕」で1拠点が追加された。海外研究拠点では日本人研究者と相手国研究者との信頼関係が醸成され,発表論文数も増えて,着実に発展を続けている。発足から現在までの取組みと今後の展望をまとめた。