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第38回日本病院薬剤師会近畿学術大会 大会テーマ「薬剤師業務の進化と深化~薬剤師の真価を考える~」
pp.994-1001
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201704030
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第38回日本病院薬剤師会近畿学術大会が2月25~ 26日,大阪市内の大阪国際会議場で開催された。大会テーマは「薬剤師業務の進化と深化~薬剤師の真価を考える~」,大会長は大阪府病院薬剤師会会長・但馬重俊氏。(NTT西日本大阪病院薬剤部長)。近畿学術大会は,近畿2府4県の病院薬剤師会が協力して毎年開催されており,開催地は各府県の持ち回りとなっている。大会の目的は,医療に従事する薬剤師が,日常業務を通じて得た新しい知見や業務改善に関する成果を発表・討議し,相互に学術・技術の向上を目指すことである。また,薬物治療の向上や高度医療に貢献し,良質な医療の確保と提供に努め,ひいては社会の薬事衛生の増進に寄与することも追求している。今回で38回目を迎えた同大会は,医療に従事する薬剤師の情報交流,研鑽の場として確固たる地位を得ており,参加者数も例年4,000人を超え,近畿地区以外の全国からも多くの医療関係者が参集している。大会では,実務実習をさらに充実させるための方策を討議するシンポジウムのほか,薬剤師が臨床研究を行う際の留意点に関する教育講演が催され,参加者の間で活発な議論が展開された。