小特集 治療抵抗性統合失調症患者に対する クロザピン治療における薬剤師の役割
4.院外薬局との連携および院外薬局での服薬指導
中井宏美
1
1阪神調剤薬局阪大駅前店・店長/管理薬剤師
pp.1759-1761
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201307145
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わが国において,治療抵抗性統合失調症治療薬であるクロザピンの院外処方箋を受けることができる保険薬局は現時点(2013年5月)で限られており,院内処方によるものが大半だと思われる。
多くの保険薬局がクロザピン治療に参加することで,現在クロザピン治療を行っている医療機関の業務軽減と患者の早期の副作用発見とアドヒアランスの向上,QOL(quality of life)の改善に一役買えるものと思われる。本稿では阪神調剤薬局阪大駅前店でのクロザピンの院外処方箋を受ける経緯とクロザピンを取り扱うまでの薬局の流れ,実際にクロザピンの処方を受け付けた際の業務の流れ,実際の服薬指導を紹介していく。