特集 病院経営と薬剤
院外処方
阿久津 慎
1
1名鉄病院
pp.43-48
発行日 1969年8月1日
Published Date 1969/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203707
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院内処方と院外処方
昔は医師が院外処方箋を書く場合は,患者を対象とせず,処方箋を交付された患者が投薬調剤を求めて訪れるであろう市中の病院または診療所を意識して書いたものである.ところが,昭和31年4月1日から,新医薬制度が誕生したので,院外処方箋を書く場合は,市中の調剤所に働く薬剤師を意識するようになった.すなわち,形式的には,医薬分業が意識にのぼってきたということである.
したがって,私の話も,この昭和31年4月1日に医師法,歯科医師法および薬事法の一部が改正された時点における,順法上の注意事項から始めなければならない.
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