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感染症学会/化学療法学会「共に感染症と化学療法の未来を考えよう」
pp.1640-1640
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201307026
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第87回日本感染症学会学術講演会/第61回日本化学療法学会総会合同学会が6月5~6日,横浜市内のパシフィコ横浜で開催された。大会テーマは「共に感染症と化学療法の未来を考えよう」,大会長は,感染症学会が東京大学医科学研究所先端医療研究センター・感染症分野教授・岩本愛吉氏,化学療法学会が東京女子医科大学感染対策部感染症科教授・戸塚恭一氏。昨年,両学会は長崎で,初の同時期開催という試みを行ったが,今回はさらに一歩進んで,初めての合同学会として催された。学会テーマも,両学会合同開催を企図したものであり,感染症,化学療法の分野で関係の深い2つの学会が,これまでにも増して協力し合い,共に難題に立ち向かおうとする取り組みは非常に意義深い。合同学会では,特にコメディカルを対象にシンポジウム「ICTメンバーとして求められるICN(感染看護専門看護師・感染管理認定看護師),ICMT(感染制御認定臨床微生物検査技師),IDCP(抗菌化学療法認定薬剤師)の役割」が開催され,ICT(感染制御チーム)の中で,看護師,臨床検査技師,薬剤師はどのような役割を果たすべきかについて,医師も交えて活発な討論が行われた。