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連載 患者のQOL向上と薬剤師の関わり PART II .服薬指導と病棟活動(80)
保険薬局におけるスマートフォンを用いた調剤情報提供の取り組み
p155(1559)~p161(1565)
神宮寺秀幸
1
,
月岡良太
1
,
大前浩司
2
,
佐近康隆
2
,
土居由有子
1
じんぐうじ・ひでゆき
1
,
つきおか・りょうた
1
,
おおまえ・こうじ
2
,
さこん・やすたか
2
,
どい・ゆうこ
1
1株式会社アインファーマシーズ
2株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ フロンティアサービス部
pp.1559-1565
発行日 2013年6月1日
Published Date 2013/6/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201306155
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昨今の医療情報の電子化に伴い,調剤に関わる情報の一部を電子化し,患者本人へ提供することは,医療安全の面からも有効と考えられる。特に東日本大震災のような有事の際には,患者が肌身離さず携行できる紙以外の媒体への薬剤情報の蓄積と,患者へ服薬に関する情報提供を行う手段は必要である。患者の持つ多機能携帯電話(スマートフォン)へ,患者の調剤に関わる情報の一部を提供し,服薬支援のための情報配信を行うことは,お薬手帳の情報紛失防止と,現在服用している薬に対する理解を促進し,患者のQOL(quality of life)向上に貢献できると考える