連載 リスクマネジメント~院内での薬剤師の活動~(83)
外来がん化学療法における薬剤師の活動 ~チーム医療の推進によるリスクマネジメント~
阿部圭輔
1
,
阪田安彦
1
,
開浩一
2
あべ・けいすけ
1
,
さかた・やすひこ
1
,
ひらき・こういち
2
1広島市立広島市民病院薬剤部
2広島市立広島市民病院薬剤部 主任部長
pp.1541-1546
発行日 2013年6月1日
Published Date 2013/6/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201306137
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近年,薬剤師は入院部門に限らず,外来部門においてもチーム医療の一員として活動することが求められている。広島市立広島市民病院では,外来がん化学療法を受ける患者を対象として,薬剤師が服薬指導および副作用モニタリングを行い,積極的に処方提案を行っている。また,医師と事前にプロトコールを作成し,決められた範囲の中で処方や検査オーダーの追加を行っている。今後,薬剤師はさらに活躍する場を広げ,医療の質の向上および医療安全の確保に努めるべきであると考える。