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特集 病棟薬剤業務実施加算の意義と今後への期待
5.東京都保健医療公社病院における取り組み
83(1487)~p89(1493)
小竹慶子
1
,
川崎寛一
2
,
松本啓一
3
,
八木原栄
4
,
廣井順子
5
,
越田晃
6
こたけ・けいこ
1
,
かわさき・かんいち
2
,
まつもと・けいいち
3
,
やぎはら・さかえ
4
,
ひろい・じゅんこ
5
,
こした・あきら
6
1公益財団法人 東京都保健医療公社 豊島病院薬剤科・科長
2公益財団法人 東京都保健医療公社 東部地域病院薬剤科・科長
3公益財団法人 東京都保健医療公社 多摩南部地域病院薬剤科・科長
4公益財団法人 東京都保健医療公社 大久保病院薬剤科・科長
5公益財団法人 東京都保健医療公社 多摩北部医療センター薬剤科・科長
6公益財団法人 東京都保健医療公社 荏原病院薬剤科・科長
pp.1487-1493
発行日 2013年6月1日
Published Date 2013/6/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201306083
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公益財団法人東京都保健医療公社(以下,公社)病院では,平成19年(2007年)から多摩北部医療センターで,医師および看護師不足の病棟において薬剤師の常駐業務を開始した。当初は一部の病棟でのみの試行であったが,この薬剤師の病棟常駐が医師・看護師の業務負担軽減と院内での業務分担の見直しにおいて成果を上げたことにより,他の公社病院でも薬剤師を増員し,平成23年(2011年)度には,公社6病院で全体の45%の病棟で,薬剤師の常駐業務が行われるようになった。このような状況の中で,平成24年(2012年)度の診療報酬改定において「病棟薬剤業務実施加算」が新設された。今回は公社6病院の取り組み,問題点,成果および今後の方向性について紹介する。