巻頭言
Promiscuous考
永野 伸郎
1,2
1医療法人社団日高会日高病院腎臓病治療センター
2東京女子医科大学東医療センター
pp.249-250
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.19020/KB.0000000151
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
カルシウム感知受容体(CaSR)が1993 年にクローニングされて四半世紀,そしてシナカルセト塩酸塩が本邦で上市されて10 年目に当たる本年(2018 年)に,「巻頭言」を執筆する機会を賜り感慨一入である.結婚記念日になぞらえれば,10 周年はアルミ婚式/錫婚式に,25周年は銀婚式に当たる.また,発売後1 周年が経過したエテルカルセチド塩酸塩は紙婚式に相当し,本年発売されたエボカルセトは,さしずめ新婚ホヤホヤといったところであろう.実は,結婚記念日を長年にわたって(円満に?)迎えるためには,決してpromiscuousであってはならないのである.
Copyright © 2018, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.