遺伝性大腸癌の診断と治療の進歩
遺伝性大腸癌に関する海外の動向
松原 長秀
1
,
冨田 尚裕
1兵庫医科大学 下部消化管外科
キーワード:
大腸ポリポーシス-腺腫様
,
大腸腫瘍
,
データベース
,
大腸腫瘍-遺伝性非ポリポーシス
Keyword:
Colorectal Neoplasms, Hereditary Nonpolyposis
,
Adenomatous Polyposis Coli
,
Colorectal Neoplasms
,
Databases as Topic
pp.503-507
発行日 2013年9月20日
Published Date 2013/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014036945
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遺伝性大腸癌はまれで特殊な疾患であるがゆえ,海外と協力してデータベースの構築,共同研究の推進を行わなければ,診断・治療の進歩は期待できない.これまでのわが国のスタンスはあまりにも国際的ではなかった.具体的には,国内で解析・蓄積されたエビデンスレベルの高いデータの数も多くなく,またこれまでに海外のデータベースへの登録もあまりなされてこなかった.現在,海外で進行中のさまざまなプロジェクトを紹介する.これらを含め,海外の動向をよく認識し,臨床・基礎を含めた研究の交流やデータベースの構築に積極的に参加していく姿勢が問われている.
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