遺伝性大腸癌の診断と治療の進歩
遺伝性大腸癌に対するカウンセリング
武田 祐子
1
1慶応義塾大学 看護医療学部
キーワード:
遺伝相談
,
大腸ポリポーシス-腺腫様
,
集団サーベイランス
,
大腸腫瘍-遺伝性非ポリポーシス
Keyword:
Colorectal Neoplasms, Hereditary Nonpolyposis
,
Genetic Counseling
,
Adenomatous Polyposis Coli
,
Population Surveillance
pp.497-501
発行日 2013年9月20日
Published Date 2013/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014036944
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癌の家族歴を有する場合,一般よりも癌発症の確率が高いことが知られているが,そのなかには単一遺伝子性疾患が含まれる.遺伝性大腸癌は,一般の癌と比較して,若年性に発症し,同時性・異時性に大腸癌や関連する癌を多発するといった特徴がある.遺伝カウンセリングを通して遺伝性大腸癌家系を特定し,癌の遺伝に関する情報提供と,ハイリスク者に対する適切な医療を提供することが,癌の早期発見,予防を検討するうえで重要である.
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