骨折予防のための栄養と運動
日本人のビタミンDと骨折
安藤 瑞穂
1
,
鈴木 敦詞
1藤田保健衛生大学 医学部内分泌・代謝内科学
キーワード:
Vitamin D
,
ビタミンD欠乏症
,
危険因子
,
事故防止
,
転倒・転落
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Accident Prevention
,
Accidental Falls
,
Risk Factors
,
Vitamin D Deficiency
,
Vitamin D
,
Osteoporotic Fractures
pp.289-294
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2017043285
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ビタミンD代謝は,古典的にくる病・骨軟化症に関連する要因として知られているが,世界的な高齢化社会の進行により,骨粗鬆症が臨床的重要課題となる過程で,ビタミンD欠乏についての新たな知見が集積されるようになってきた.わが国では日本小児内分泌学会による「ビタミンD欠乏性くる病・低カルシウム血症の診断の手引き」による,発達に必要なビタミンDに関する指針と,日本内分泌学会・日本骨代謝学会が策定した「くる病・骨軟化症の診断マニュアル」とがあるが,骨折予防・転倒予防に関するガイドラインは確定していない.
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