骨折予防のための栄養と運動
骨折予防を目指した高齢者の栄養と運動
小川 純人
1
,
秋下 雅弘
1東京大学医学部附属病院 老年病科
キーワード:
運動療法
,
栄養障害
,
栄養評価
,
事故防止
,
食事療法
,
転倒・転落
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Accident Prevention
,
Accidental Falls
,
Diet Therapy
,
Exercise Therapy
,
Nutrition Disorders
,
Nutrition Assessment
,
Osteoporotic Fractures
pp.283-288
発行日 2016年10月1日
Published Date 2016/10/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2017043284
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高齢者において介護予防の推進や身体機能低下を防ぐ取り組みは健康寿命延伸の観点からも重要である.とくに高齢者の骨折・転倒予防は,生命予後やADLに及ぼす影響が大きいことからも重要な課題となっている.高齢者における骨折発生には,骨粗鬆症に伴う骨強度低下のほか,反射神経の機能減弱やサルコペニア・フレイルによる転倒予防機能の低下が大きなリスク因子となり,早期からの栄養や運動をはじめとする予防対策が必要である.本稿では骨折・転倒予防に向けた栄養・運動介入について概説する.
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