骨粗鬆症治療薬
骨形成促進薬 PTH(1-34)
宮腰 尚久
1
1秋田大学 大学院医学系研究科整形外科学講座
キーワード：
生物学的マーカー
,
骨吸収
,
骨形成
,
骨折
,
骨粗鬆症
,
Teriparatide
,
アウトカム評価(保健医療)
,
ランダム化比較試験
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Bone Resorption
,
Osteoporosis
,
Osteogenesis
,
Biomarkers
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Outcome Assessment (Health Care)
,
Teriparatide
,
Fractures, Bone
,
Osteoporotic Fractures
pp.151-155
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2015187172
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骨形成促進作用を有するPTH(1-34)製剤(テリパラチド)は,骨密度の増加と椎体･非椎体骨折の抑制効果に優れた骨粗鬆症治療薬であり,わが国では,連日製剤と週1回製剤の使用が可能である.両製剤において,投与後の骨形成･吸収マーカーの変化には差があるが,骨折抑制効果は同等である.最近の研究により,テリパラチドには,骨折の治癒を促進させる効果があることも明らかになってきており,ビスホスホネート投与後の非定型大腿骨骨折などの難治性骨折に対する有効性も報告されている.
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