サルコペニアと骨代謝
サルコペニアの診断
原田 敦
1
1国立長寿医療研究センター 先端診療部
キーワード:
医学会
,
移動運動
,
歩行
,
骨格筋
,
アメリカ
,
同意
,
ヨーロッパ
,
運動能力
,
筋肉減少症
,
速度
Keyword:
Europe
,
Gait
,
Locomotion
,
Societies, Medical
,
United States
,
Muscle, Skeletal
,
Consensus
,
Sarcopenia
,
Athletic Performance
pp.119-125
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2013172553
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
広く受け入れられるサルコペニアの定義や診断基準はまだない.最近の欧州でのコンセンサスでは,歩行速度0.8m/sでスクリーニングし,筋肉量のための必須評価項目として骨格筋肉量指標(SMI)が採り上げられ,筋力も握力で補助診断する仕組みとなっている.もう一つの欧米の介入基準では,歩行速度1m/sとSMIで介入の要否を決めることになっている.両者とも筋肉量と歩行速度を扱うことが大きな共通点であるが,筋力の取り扱いと歩行速度のカットオフ値には大きな相違がある.
Copyright © 2013, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.