消化管出血に対する診療-JGESガイドラインをふまえて
大腸憩室出血以外の大腸出血に対するアプローチ
道田 知樹
1
,
小尾 俊太郎
1帝京大学ちば総合医療センター 第3内科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
消化管出血
,
鑑別診断
,
内視鏡的止血
,
結腸憩室
Keyword:
Colonoscopy
,
Diagnosis, Differential
,
Diverticulum, Colon
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Hemostasis, Endoscopic
pp.335-339
発行日 2017年2月20日
Published Date 2017/2/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2017145702
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消化管出血に対する診療の際には,問診から出血部位を推測していくが,下部消化管出血では鮮血あるいは暗赤便(血便)を呈するとされ,随伴症状,血液・便検査,CT検査などから鑑別診断を行っていく.次に,出血部位の確認やその原因診断のため下部消化管内視鏡検査の適応が考慮され,全身状態の把握とバイタルサインの安定化をはかったうえで,緊急度や内視鏡治療の可能性とともに判断する.内視鏡治療の適応については,十分な説明と同意のうえ,万全の準備で,チーム医療で内視鏡治療に備える.
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