発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016251546
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53歳男。発熱、皮疹、心窩部の違和感を主訴とした。血液検査、CT、MRCP、ガリウムシンチにて胆道系酵素優位の肝障害、肝門部リンパ節の腫大を認め、肝生検にて門脈領域のリンパ球・組織球の浸潤、胆汁性うっ滞型優位の肝障害を認めた。以上の所見より、第II期梅毒で、梅毒性肝炎と診断した。セフトリアキソンの点滴、アモキシシリンの内服を開始したところ、胆汁うっ滞性肝障害は速やかに軽快した。
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